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フランス人シェフ沼津に来訪～串屋・弓道体験をしました

2024.02.02

2024年1月19日～21日の3日間、静岡県沼津市の串屋さんに、パリでコルシカ料理のお店を2店舗経営しているシェフのAngeさんと、お母様でジャーナリストのRitaさんがいらっしゃいました。

musubi japonプロジェクトの一つとして、2023年9月に串屋さんの焼き鳥のたれをフランスで現地の飲食店に紹介して回ったところ、Angeさんが気に入ってくれたことから今回の来日に至りました。

お二人とも、日本は初めてだそうで、Angeさんは串屋さんでホームステイをしながら串焼き体験、弓道体験を行いました。

【1日目】
この日は、串屋さんでの焼き鳥体験をしました。
Angeさんは早速現場に馴染んで、プロの技を修行しました。
土屋会長から塩の振り方や串の刺し方、火の通し加減などの説明を受けながら実際に焼いていきました。
社長の土屋亜里沙さんのお子さんの友達でもある、日大国際関係学部のオリビエさんが、とても親切に通訳やアテンドしてくださいました。
Angeさんは、シャイでとても控えめではありましたが、いつもハニカミ笑顔とお礼を忘れない方で、周りの人を幸せな気持ちにしてくれました。

また、伊豆わさびミュージアムも訪れ、わさびの魅力も学びました。

【2日目】
Angeさんは、まず串屋での朝の仕込みや清掃に参加した後、ヒライ弓具さんへ向かいました。

道着や袴を特別にレンタルして平井正起先生に着付けてもらい、足袋や下かけ、雪駄を購入し、その後、沼津商業高等学校さんの弓道場へ。

当日は弓道部の有志の生徒さんも加わって一緒に弓道の練習をしました。

Angeさんは、合気道を9年やっていたこともあり、武道の嗜みはあったものの、弓道はこの日が初めて。兼ねてからやってみたいと思っていたそうで、今回の試みが実現しました。
そして、持ち前の体幹と天才的なセンスゆえか、なんと初めてなのに、平井先生指導のもと、ゴム弓、巻き藁、そして的前へと順調に進み、的中しました。

Angeさんが後で、「弓道はとても美しいスポーツだと思った」と感想を言ってくれていたのが嬉しかったです。

また、お忙しい公務の中、沼津市の頼重秀一市長も駆けつけてくださいました。
今回、沼津商業高等学校さんを使わせていただけたのも、新設した香陵アリーナは日程的に全館貸切にて使えず、道場の手配で困っている事に表敬訪問の際すぐお力添えくださり、観光課さんによって手厚くサポートしていただきました。本当にありがとうございました。

今年からできた観光コミュニケーションコースの生徒さんもいらして、練習終わりにAngeに熱心に質問していました。

弓道体験が無事終わったら、疲れも見せずに再び串屋の焼き台に立ち、夜の部に突入。

パリのソルボンヌ大学を卒業した秀才でもあり、パリで2店舗コルシカ料理のお店を経営している24才の若手起業家のタフなバイタリティを発揮していました。
今回は、朝から、高校生からフランス留学経験があり、在日フランス大使館にお勤めされていた、トラスの新田奈津美さんに通訳をしていただきました。
道場では、さりげなく生徒さんからの質問を繋いでくださり、シャイなAngeさんもとても安心して過ごす事ができたようでした。お心遣いありがとうございました。
夜の会食には、パリでAngeさんのお店に行った半助商店の若林さんご家族も駆けつけてくださいました。

【3日目】
Angeさんはお母さんのRitaさんなど皆さんのジャッジを受けて、無事串屋道場の修了証をもらうことができました。
短い期間ではありましたが、誠実で優しい人柄でスタッフの皆さんからも愛されました。
オーナーとの涙の握手、スタッフさんからのサプライズプレゼント、相方の焼き師さんとの絆など思い出がいっぱいです。

またきっとすぐ会える予感がしていて、「5月にはAngeのレストランに行きます」と伝えました。
さっそく串屋秘伝のタレを使って、考えている8時間かけてつくる豚肉料理があるそうです。
また、コルシカの調味料を使って、郷土料理を作ってくれて、お土産までいただきました。

最後は花火のフィナーレで。

人と場と、受け皿の広い串屋さんならではの新ステージだなと感じました。
通訳してくれたオリビエさんの奥さまとお子さん、ちょうど滞在中のオーストラリアのご友人も見守ってくださいました。足元からも広がる絆づくりが今年はますます増えてゆきそうです！

ここに至るすばらしいご縁をいただきましたLaure De Crepy先生、本当にありがとうございました。