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塩川祐子さんによる性の講座【体と心の守り方】レポート

「性ってなんだろう?」親としてどうやって答えてあげよう?どうやって教えてあげよう?「私たちは、あなたがとても大事」ということを精一杯伝えてあげたいね。そんな声から、講師に富士宮市 母力向上委員会代表の塩川祐子さんをお迎えし、必要な知識を学ぶためのいろいろなお話を伺いました。

◆塩川祐子さんプロフィール
・いのちの輝き応援団・助産院SRハウス看護師・保健師
・NPO法人リプロダクティブヘルス研究会理事
・NPO法人母力向上委員会代表

看護師・保育士の資格および勤務経験を持ち、3人のお子さんのお母さんでもある塩川さん。未就学児にも分かりやすいように、ゆっくりとした口調で、クイズなども交えながら話してくださいました。

■性ってなんだろう?
皆さんが「性(せい)」という言葉からイメージするものは何ですか?
男の人、女の人、性別・・・

”私”を取り巻く「性」は、様々です。
「性」と聞いてイメージするものは、これまでの自分が見たもの、体験した出来事などが影響すると言われています。

性は、分解することができます。
・生殖(妊娠・出産・生理など)
・商品(グラビア・風俗・動画・グッズなど)
・コミュニケーション(語り合い・ふれあいなど)
・らしさ(ジェンダー・LGBAT・性自認など)

■いのちのヒミツ
赤ちゃんってどうやって生まれてくるんだろう?
お母さんのお腹には、赤ちゃんを守りながら育てる袋「子宮」があります。

赤ちゃんは、最初は米粒よりも小さなサイズ。でも心臓はしっかり動いています。生まれてくる日まで、子宮の中でぐんぐん成長を続けます。お母さんは、「子宮口」をギュッと閉じて、大きく重くなる赤ちゃんをしっかりと支えてくれています。

いよいよ生まれる日が来た時、とても狭い「骨盤」と「産道」を通るために、赤ちゃんはいろいろな工夫をして頑張ります。
赤ちゃんが生まれてきた後、お母さんと赤ちゃんをつないで、生きるための栄養を運んでくれていた「胎盤」が出てきます。

お腹に赤ちゃんがいるお母さんってどんな気持ちなの?赤ちゃんがいるお腹は重いの?

■体と心の守り方
体を守るためにできることは何だろう?
病気やケガから体を守ることはもちろん大事。そのために、早寝早起き、ごはんたくさん食べてたくさん体を動かします。
そして、もう一つ。「自分のからだは、自分できれいに洗いましょう。」
皮膚が重なって、見えにくいところは丁寧に。大切なところも、洗い方を知ってしっかりと洗います。
マスクと水着で隠れる部分は、自分だけの大切なところ(プライベートゾーン)。他の人に見せたり触らせたりしません。
自分の体は、自分だけのもので一番大切なものです。
いきなり触られたり、じろじろ見られたりしたら、びっくりしたり嫌な気持ちになりますね。
自分の体と心が守られない時は、「嫌だ!」と相手に言って、その場を離れましょう。そして、安心できる大人に相談します。

講座終了後、ひとつひとつ丁寧に質問に答えていただきました。
「うんうん。」「そうですね。」と静かに耳を傾け、優しく親の悩みに寄り添ってくださり、的確なアドバイスをくださる塩川さん。現在は、思春期の子どもたちの相談業務もされているそう。話を聞いていただくだけで心が軽くなります。

参考になる本などをいくつかご紹介していただきました。

子どもたちと一緒にページをめくりながら、今日学んだ大切な話をしたいと思います。塩川さん、貴重なお話をありがとうございました。

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