2025年8月8日(金)、北海道札幌の女性のためのコワーキングスペース「リラコワ」様にて、「公開ピッチ&ブラッシュアップ “やってみたい”が動き出す日」というイベントに登壇いたしました。
都内が40℃近い猛暑が続く中での移動だったため、北海道の過ごしやすい気候に、しばしの涼を感じさせていただきました。当日はたくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。
札幌市男女共同参画センターの菅原 亜都子さんが素晴らしいチームを作り上げ、札幌や北海道の女性たちを長きにわたってサポートし、繋ぎ続けていること、そして今年でリラコワが11年目を迎えられることに、心から感銘を受けました。
様々な課題を抱える女性への理解と手厚い寄り添いのサポート体制、静岡から見ても本当に羨ましい環境です。
今回のイベントには、創業期にお腹の中にいた娘が小学6年生になり、夏休み中ということもあって帯同させてもらいました。
事務局の皆さんや参加者の皆さんが温かく迎えてくださり、娘にもたくさんお声がけくださったこと、この場を借りて心より感謝申し上げます。
セミナー中の写真は、そんな娘の目線から見た景色です。
親としても、特別な思い出になりました。
このイベントで私がお伝えしたかったのは、「女性起業を“流行り”ではなく、もっと持続的な“ムーブメント”にしていきたい」ということです。 ムーブメントの始まりは、壮大なものでなくていい。まずは「自分の想いを誰かに語ること」。この小さな一歩が、大きな波のきっかけになると信じています。
そして、そのムーブメントは、一人ひとりのピッチ(想いを伝える短いプレゼン)から生まれることもあると伝えたくて、今回の盛りだくさんの講座を事務局の皆さまと準備してきました。
驚いたのは、私の妊娠中の起業というプロフィールを見て参加しましたと言ってくださる方が何人もいらっしゃったことです。
小さな赤ちゃんを連れてきてくれた方、隣の託児スペースを利用しながら参加してくれた方、そして妊娠中に新しいアイデアを模索されている女性の方々…。
様々なステージの女性たちが、それぞれの想いを胸に参加してくださっていました。
私自身、目まぐるしく駆け抜けた創業期を思い起こすきっかけをいただきました。
公開ピッチでは、20代で飲食やアパレルなどを展開している菊川さくらさん、生前整理でサービスを展開されている島しまこさん、社会福祉士とメタバースを組み合わせた上野文さん、長年の営業経験を活かした研修講師業のかつみひろこさんの4名から、それぞれの事業について熱い想いを伺うことができ、少しばかりフィードバックさせていただきました。
何より、私自身もたくさんの刺激をいただきました。
皆さん、素晴らしいピッチを本当にありがとうございました。
交流会の時にも質問や名刺交換が途切れず、キラキラと輝く眼差しで皆さん夢を語り出してくださった事が嬉しかったです。
皆さんの「やってみたい」という気持ちが、今回のイベントを通してほんの少しでも、一つの可能性や次のきっかけになれば幸いです。
聞いていた方々が、フォロワーやサポーターとして応援する側に回り、いつか自分が語る側に回っている、そんな素敵な循環が生まれることを願っています。
また、今回は経産省の事業であるジラフェスジャパンのキックオフイベントということもあり、北海道経済産業局の課の皆様にもご参加いただき、次の連携や展開に繋がっていく予感がしています。
改めて、今回のイベントを主催してくださったリラコワの皆様、そしてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
全国の女性起業家を応援する「RED」へのご案内 今回、ピッチにご参加いただいた皆様、そしてこれから起業を考えている皆様にご案内まで ジラフェスジャパンが全国で開催している「RED」は、優劣を決めるのではなく、それぞれの可能性を広げるためのピッチイベント。
今回のリラコワでのイベントに背中を押されて、REDへのエントリーを考えている方もいらっしゃるそうです。
静岡の方は東京枠での申請になるようです。 この機会に、ぜひ公式サイトを覗いてみてくださいね。
ジラフェスジャパン RED 公式サイト:
https://giraffes.go.jp/red/

三浦さんは、札幌市と連携し、「札幌海外企業受入ワンストップ窓口」の総括責任者として、海外企業の札幌進出をサポートする役割を担っていらっしゃいます。
この窓口は、海外企業が札幌市で事業を始める際のさまざまな手続きや課題をワンストップで支援するために設けられたものとのことです。
北欧のスタートアップ企業誘致から始まったこちらの取り組みも、今ではインドやドイツ、台湾、アメリカなど多岐にわたる国や業種の海外企業からの相談が寄せられ、実際に札幌に進出した企業や道内企業との連携事例も加速しているそうです。
世界の経済事情に精通されている三浦さんの幅広い知見と、現場での交渉から見えてきた言葉を超えたコミュニケーションの取り方などご経験に学ばせていただきました。
輸出入やインバウンド観光だけでなく、その先の経済基盤を繋ぐ窓口として、静岡にもこのような施設があって欲しいと切に思いました。今後とも連携させていただきたいと思います!
◆STEP 札幌海外企業受入ワンストップ窓口
https://www.city.sapporo.jp/keizai/tradeinfo/step.html